カテゴリ:architecture( 9 )

こんなところでエスプリ・ヌーヴォー

今日はボローニャに行ってきた。
遊びにじゃないですよ。きちんとお勉強しにです!
ボローニャのフィエラで興味深いエキスポがあったから。
何のエキスポかと言うと・・・。これ見て、わかります?
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エキスポはとってもためになったんですけど、それより、フィエラ会場を出て衝撃の出会いが!
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建築の方はわかりますね。コルビジェのエスプリ・ヌーヴォー館です!
ボローニャにあったなんて、すっかり忘れていました。
ぼーっと歩いていて、目の前にコルビジェが現れた衝撃と興奮、わかってくれますよね〜!
しまっているところを無理を言って入らせてもらった。
内部の写真はあまりいいものが撮れませんでしたが・・・。
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今もきちんとイベント会場として使われている様子でした。
空間のクオリティの高さは、どのコルビジェ建築を訪れても関心してしまいます。
その後、ボローニャの街中で偶然建築の展示をやってて、エスプリ・ヌーヴォーの解説やなんかもされていた。
コルビジェからのお手紙ですね。
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ボローニャには未完のコルビジェ・教会プロジェクトがあったそうです。
これ模型。
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さて、ボローニャですが、さくっと行った割に見所が沢山!!だったので、明日第2弾をお届けします。お楽しみにー!
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by sorasaec | 2006-04-01 06:14 | architecture

イタリアの賃貸不動産事情

ここ最近、ブログを更新出来ていなかったのですが、それはまたまた家探しに熱中してたせいです。
今回は前回と違ってとりあえず住む家はあるので、イタリアの賃貸不動産事情を見学するくらいの余裕を持って探してたわけです。
不動産屋のサービス概念が全く希薄なせいで、ミラノで不動産屋を利用する人は相当少ない。不動産屋のおかげで、イタリア語でけんかをすることを覚えてしまった。
日本の不動産屋さんがイタリアでビジネス展開したら確実に成功するでしょう。
普段は家を設計して、供給する側なわけですが、今回は需要の立場。
かなりの数の物件を見た。そして、ミラノにはかなりの種類の賃貸物件があることを知った。
そして、私の手元には2つの物件が残りました。
① 代官山にでもありそうな、快適なマンション。
② ①より断然広い、古い建物をオシャレに改装した屋根裏部屋。
ほんっと、悩みました。建築家としての私は、②を推す。でも、現実的に「住む」私は、水の問題や夏の暑さ、セキュリティ、エレベータが無いことを気にする。
そして同居人となる韓国人の子と2時間以上議論した結果・・・。
① に住むことに決定した。
デザインって大きな付加価値だけど、現実的なディスアドバンテージを全てひっくり返すには、かなりのクオリティーが要求される。
デザインやってる私が①を選ぶってことは、普通の消費者の人がどちらを選ぶかは明白。
「住む」人が何を優先順位に置くのか?全てがハッピーであること(by Krisさん)がビジネスには必須だと、再確認したのです。
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最近ミラノは天気いいです。
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by sorasaec | 2006-02-03 20:29 | architecture

“デザインホテル”研究!

ミラノにはいわゆる“デザインホテル”が沢山!あります。
この冬休みに、怒濤の勢いで見てきたデザインホテルの一部を紹介します。

ホテル・ストラフ 
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ヴィンチェンツォ・コティス(ファッション・インテリアデザイナー)が設計しているという話題のホテル。
バーは一般の人にも公開されていて、アペリティーボやコーヒーはお手軽に楽しめるのが好感持てる。

ザ・グレイ
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前述のストラフの目の前にあるホテル。
こってりデザインがいかにもという感じ。
ジムがあったり、お部屋によってインテリアが全く異なったりするらしいです。
富裕層のみをターゲットにしてるのがありありと伝わってきます。

エンタープライズ・ホテル 
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長期滞在者をターゲットにしてるらしいです。
工場を改修したというだけあって、広々とした共有空間がステキ。

タウンハウス21
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上記エンタープライズホテルと一緒で、共有空間に特徴が。
朝御飯は巨大テーブルで宿泊者全員で食べるそうです。
その他氷で出来たアイスバーも興味深い。今度行ってみます。 

そのほか以前ご紹介したブルガリ・ホテルや10corso comoに付随したホテルなど、ミラノはデザインホテル業界が只今花盛りって感じです。
以前授業で、Bathig Apeの次のビジネスモデルは、ホテルを出すこと・・・なんて言ってたから、東京にもこの波がくるかもです。
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by sorasaec | 2006-01-08 15:31 | architecture

スイスの実力

今日はスローなスイスの朝を満喫させてもらってから、またまた建築見学に行ってきた。
一つ目は、スペイン人建築家、カルトラバによるヴァーンホフ・スタデルフォへン駅。
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カルトラバの建築初めて見たけど、かなりセンス良かったです。スペイン人って独特のセンスがあるんだと思う。
でもチューリッヒ在住の友人曰く、「建築家がやったなんて知らなかった。」
建物なんてそれくらいの方がいいのかも。機能はかなりきっちり満たしていたし・・・。
天気が良ければもっと綺麗なんだろうな。

二つ目は、ヴィンタートゥールという街にある、ギコン・ゴヤー設計による美術館。
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大空間に均一に降り注ぐ光は、昨日の美術館とは違う気持ちの良さがあった。
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でも私が何より感動したのは、コレクションの豊富なこと。
ピカソやクレー、ジャコメッティなどから、私の大好きなモランディーニまで。
さらに置かれている作品のセレクションが良い。
こんな小さな街に、こんないい美術館があるってところに、大人の街・スイスの実力を感じました。
しかも人が少なくて、ほぼ貸し切り状態。なんて幸せ。

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チューリッヒに戻って、また街を案内してもらいました。
駅舎近くの美術館の中庭がスケートリンクになっていた。
写真ではわかりにくいけど、美術館の壁面にライトを当てて、星空の壁面を作り出して、空間を演出していた。
ここで飲むグリュワイン(ホットワイン)は格別でした。絵に描いたようなヨーロッパのクリスマス。
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by sorasaec | 2005-12-23 06:27 | architecture

隠れ家美術館

今日から2泊3日のスイス旅行。一日目の今日のメインは、Giornicoというところにある彫刻家ハンス・ヨセフソンのためのプライベート美術館を訪れること。
しかし!スイスの公共交通を甘くみてました・・・。何しろ田舎だし、たどり着くのに一苦労。
そういうわけで、途中のBellinzonaという駅で2時間近く待ち時間が出来てしまって、思いがけず見つけたのがこちら。
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岩場の上にそそり立つお城の一部を美術館に改修。で、これはそのエントランス部分。
残念ながら早朝過ぎて中には入れなかったけど、エントランス部分だけでも結構楽しめた。
こういう建物がさらっとあるのがすごい。
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スリットの中から外を見ると、こんな感じに風景が変わります。

さて、肝心の彫刻家ハンス・ヨセフソンの美術館ですが、バス停の近くのカフェで鍵をもらって自分で開けるというシステムになっています。
なんだそれ〜。
先輩から情報を聞いていたのでよかったものの、いきなり行った人はどうするんですかね〜。
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がちゃ。
美術館の鍵開けて入るの人生でこれっきりだろうな・・・。
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お〜、これは。
ハンス・ヨセフソンの粘土細工のようなスチールのオブジェとこのラフなコンクリートの完璧なコラボレーション。
絶妙な光は、トップライトから注ぐ太陽光を展示物に合わせた天井高だけで調整して生み出されている。さらに、ずらした開口部と彫刻の完璧な配置。

この隠れ家美術館、かなり、気持ちいいです。

コーフンし過ぎてチューリッヒの到着がかなり遅れてしまった。
街の美しさは、ミラノとは別格ですね。
一言で言うと、大人の街。人々の喋るボリュームが半分くらいだし、道にゴミとか落ちてないし。
左は夜景。水のある街ってやっぱりいい。寒いけど。
右はシンギングツリーっていうみたいです。子供達がツリーの一部になってるの。かわいい!!
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夜はお友達の優しい旦那様が、チーズフォンデュを作ってくれた。それにしても、このフォンデュっていうものはすごいですね〜。
ひたすらチーズとパン。
でもこの素朴な感じがまたおいしさを引き立てるんだろうな。遠慮もせず、がっつり頂いてしまいました。感謝感謝。

●美術館 La Congiunta
  場所 Giornico Ticino Switzerland
 建築家 Peter Maerkli
● お城 Castello di Montebello Restauro Museo civico
  場所 Giornico Ticino Switzerland
 建築家 Mario campi Franco Pessina Niki Piazzoli
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by sorasaec | 2005-12-22 05:10 | architecture

5年後のミラノは・・・

今日はトリエンナーレの会場にて、超豪華な建築コンファレンスがありました!
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今ミラノではあちこちで新規都市計画が進行していますが、写真はフィエラ(見本市会場)跡地の巨大計画です。
①磯崎新(海外でも活躍、著書も多数)、②ザハ・ハディド(最も活躍してる女性建築家)、③ダニエル・リベスキンド(ワールドトレードセンターコンペの勝者)の共同プロジェクト。あと、イタリアの建築家(名前忘れた)も参加してるみたい。
というわけで、彼らが全員集まって、共同で講演会をしたんです。
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磯崎とザハとリベスキンの話がいっぺんに楽しめるなんて、夢のようでしょ?
それぞれが過去の作品から自身のフィロソフィー、今回のミラノ計画までプレゼンしてくれました。
彼らの説明によると、今回の計画では今のミラノの街にある様々な都市言語(ナヴィリオ運河による水路のイメージ、ギャレリアによる通り抜けの概念など)をふんだんに盛り込んだそうです。
5年後には全部出来てるんですよね。今より良いミラノになってるよう、期待。
おまけで、それぞれの建築家の人物としての印象は、① intelligentゆえの優しさがにじみ出ている ② 仕事にも所員にも厳しそう(働きたくない) ③ エネルギッシュでテンションが高い
うーん、下らない分析。
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by sorasaec | 2005-12-20 09:23 | architecture

聖アンブロッジョ教会のディテール

ロマネスク様式の教会建築の代表とされる聖アンブロッジョ教会に(ようやく)行ってきました。
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印象的なのは、内部のアーチが煉瓦で出来ていたこと。
構造なのか、飾りなのか・・・。中央写真でちょっと見れます。
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あと、ディテールのデザインが他の教会と全く違っていたのが印象的でした。
装飾性は無いんだけど、デザインされている。
側廊と告解室の間に飾られていた十字架。部屋の番号を示していたのだと思う。(左)
身廊に置かれていた十字架。(中央)
説教壇。十字架の透かし彫りが美しい。(右)
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蝋燭台。そのほか、聖水盤等々も美しくデザインされていましたが、キリが無いのでやめておきます。
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最後に、偶然結婚式に遭遇したのでその写真です。全く知らない人の結婚式でも、感動するから不思議ですよね。
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by sorasaec | 2005-12-18 09:17 | architecture

Palazzo Abatellis

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一説によると、スカルパの最高作品であるというパレルモにあるアバッテリス邸に行って来ました!!(↑展示室内のトップライト)
Castel vecchio美術館のような豊穣なディテールは、影を潜めているものの・・・。
建物と展示作品を新しく挿入されたインテリアでつなぎあわせる表現は素晴らしかったです。
緑色のパネルを背景にして、光の中で彫刻を浮かび上がらせている。
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展示室によって空間が全く違う。この展示室は、エントランスを見下ろす大胆な構成。
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シンプルながら熟考された配置計画は、とても居心地の良い空間を創りだしていました。
おまけでパレルモ旧市街の様子。
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写真でわかるかもしれませんが、かなりボロボロです。
この街の地下のどこかで、今もマフィ○が活動してるのかしら〜。などと想像してしまいました。
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by sorasaec | 2005-12-04 20:07 | architecture

Cimitero di Brion-Vega

昨日に続いて、Carlo Scarpaの作品であるBrion-Vega家の墓地に行ってきました。
これが入口。
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建築というよりは光の彫刻といったところでしょうか。外部と内部も建具で自由自在に繋がります。
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メインの墓地には象徴的に水路が配置されています。
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私は偶然自称‘ブリオン家の孫’の管理人と会って、中まで見せてもらうことが出来ました。
かの斎藤裕先生のお世話もしているというので、(証拠写真まで見せられた。)多分本物でしょう。
行かれる方は、憶さずに壁に貼ってある電話番号(彼に直通)に電話した方がいいと思います。
内部空間を見ないと、勿体ないです。
ただこの管理人、英語は全くわからないらしいし、親切だけどイタリア特有のスケベオヤジ。要注意!!
まあそんな下らないことより、作り込まれた空間に神経を集中させるだけの時間というのは、何と贅沢なことでしょう。
時間を買いたいと思いながら突っ走って仕事をしていた頃を懐かしく思い出したりして・・・。
最後に情報を。建築案内にはVeneziaを廻ってTrevisoを経由し、バスを乗り継いで目的地へ、とありますが、Vicenzaで電車をローカル線に乗り換え、Castel Francoで下車。そしてバスに乗る。の方がずっと時間を短縮出来ることを発見しました。
もし行かれる方は、是非参考にして下さい。
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by sorasaec | 2005-10-28 12:55 | architecture