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大当たり!

ドムスアカデミーは伝統あるデザイン学校です。
・・・とは言うものの。
授業には面白いものもあれば、「もう知ってるって。」って突っ込みたくなるものもある。
でも今週の授業は「大当たり」。
Giada Ripa di Meana、Filippo Romano、Jason Oddy、Joseph Grimaといった今をときめく写真家達が、建築・インテリアと写真の関係について講義してくれるんです。
写真といって私が思い出すのは・・・。
私の某設計事務所時代の初めての仕事、T小学校竣工写真の撮影↓
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カメラマンの人に一日中くっついて、このフレームで撮ってくれとかもう少し光を減らしてくれとか散々注文をつけたんですよね。
でもカメラマンの人に逆に空間の魅力を見つけてもらうこともあったりして。
写真家の一人が、「写真を撮るということは、compromiseすることだ。」と言っていたのに、妙に納得してしまった。
ここで言うcompromiseは、いわゆる妥協ではなくて・・・。写真家と建築家、建築がお互いに協議して、解決策を見つけていくということ。
授業中に出てきた衝撃的な建築写真を紹介します。
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人物が入ると写真が変わるのは知ってたけど、小学校の写真とかでこんなことされたら泣いちゃいますよね〜。
実技の授業で撮った写真も載せておきます。
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by sorasaec | 2006-02-23 22:22 | domus academy

カーニヴァル・イン・ヴェネツィア

遅れました!先日お伝え出来なかったカーニヴァルの様子をお伝えします!
そもそも、カーニヴァルとは。
キリスト教では、復活祭の前の40日間を「四旬節」としていて、この期間は、荒野で断食修行をしたイエスを偲び、肉断ちなどの斎戒をすることになっている。
その肉断ちの前にごちそうを食べ、思い切り騒いでおこうというのが、カーニヴァルのもともとの趣旨・・・らしいです。
ブログ書くと勉強になるわ。
というわけで、オーガナイズされたお祭りというよりは、各人が思い思いに仮装して楽しんでしまえ!っていう雰囲気でした。
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この完璧なマスクの人達も完全に個人の趣味でやってるんですよねー。
つるりとしたマスクの下には意外とおじいちゃんとおばあちゃんが隠れてたりして。
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子供も思い思いの仮装をしてます。かわいい!
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サンマルコ広場では天使が飛んでいた。(天使なんだよ、と説明を受けるまではわからなかったけど。)
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最後はゴンドラに乗って終わりました〜。楽しかった。
さて、カーニヴァルの総評は。
「人間の欲望の原点を見ているようだ。」
これって、自己顕示欲に満たされている人たちを見て、今回一緒に旅行したkrisさんがつぶやいた一言なんですけど。
カーニヴァルの趣旨からしてもなかなか鋭い一言だと思う。
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最後に、わんこ。
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by sorasaec | 2006-02-22 22:13 | art/exhibition

一品モノ・イン・ヴェネツィア

今週末はまたまたヴェネツィアに行ってきました。
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というのも、今週から1週間、1年でヴェネツィアが最も賑わうイベント・カーニバルが行われるからです!
というものの、今日はヴェネツィアのプロダクトをご紹介します。
カーニバルについては明日また。
この頃小ジャレ・ミラノ・プロダクトばかりを見ていたのですが、イタリアの良さはやっぱりマニファクチュアにある。
職人がいっぱい活動しているヴェネツィアの路地裏は私にそのことを思い出させてくれました。

このポスター、シルクプリントです。一目惚れして買ってしまった。
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この紙屋さん、世の中がデジタルプリント一辺倒になっても、頑固に60年前の機械を使ってシルクプリントを貫いているんだとか。
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オリジナルのカードとか葉書とか、かなり可愛かったです。

この靴、可愛くないですか?
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このお店ではその他にも個性的なデザイン靴を売っていました。
かーなーり路地裏で見つけたので二度と行けないと思うけど。
見ているだけで楽しくなっちゃうプロダクトですよね♪

最後に、タイル屋さん。
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女性が一人で経営していて、ショップに併設されている工房で一つ一つ絵付けをしていました。
色遣いがあまりにきれいだったので、思わず写真を撮ってしまった。
タイル屋さんはSORaC企業秘密なので情報をお伝え出来ませんが、紙屋さんは、以下の通り。
○ 名前 grafiche ellemme ○住所 santa crone 2173 30135 venezia
とても人が良くて自分の仕事を愛してやまないお兄さんが、プリント技術なんかまで丁寧に説明してくれますよ!
その他にもガラス屋さんなんかにも質のいいものがたくさん。
ミラノに比べて接客が「なっている」のは、観光都市だからでしょうか・・・。
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by sorasaec | 2006-02-19 08:15 | gourmet/shop

「プラスチック」の現在

今日はまたまたエキスポの会場へと行って来た。
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というのも、次回のプロジェクトー“Home luxury outdoor design”—が、プラスチックを作っている会社とのコラボレーションだからです。
その会社がエキスポで展示をやっているというので、またまた遠足になったわけです。
見本市の名前は「plast」。そのまんま。のぼりに書いてあるの、読めますか?
さてさて、材料としてのプラスチックのトレンドを私なりに読んでみた結果。
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リサイクル。ありきたりですけど、次回のプロジェクトのキーワードに出来そうです。

こういう見本市会場に来て、もう一つ楽しいのは展示ブースを見ること。
プラスチックの展示だからプラスチックを使うのが常套手段なんじゃないかな、と思うんだけど・・・。
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なかなか目につくような面白い展示ブースは発見出来ませんでした。
こういう未来っぽいブースが多かったですねえ。まあキレイなんですけど・・・。
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by sorasaec | 2006-02-17 06:29 | domus academy

「愛」についての真面目なレクチャー

今日、例のワークショップのプレゼンを終えました。
おかげさまで、大成功。パチパチ。一安心。
ってことで、ワークショップを終えたら一晩中バカ騒ぎ、がドムスの定番スタイル。
でもそんなノリに付き合っている気分でも無かったので、アメリカ人友に誘われるまま、「sesso e amore」というレクチャーを聞きに行った。これ会場。
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これ、直訳すると、「性と愛」。レクチャーの題名としては、ちょっと直接的ですよねえ。
でもまあこのお題について、どこかの大学の有名教授が、様々な映画や文学なんかを引き合いに出して論述を展開していくわけです。
例えば、「愛人(ラ・マン)」とか「ロリータ」とか「ペリカン・レポート」とかの場面を切り取って、
「この場面を見れば明白だ。女性が圧倒的に決定権を握っており、また堂々としている。」
なんてことをひどく真面目に神妙に語っていくわけです。
あと、変なおじさんが出てきたと思ったら、彼は超一流の朗読家で、愛の生まれる場面を感情を込めて丁寧に読み上げたりするわけです。
いやー、面白かった。だって、日本ではあり得ないレクチャーなんだもん。
勉強になりました(笑)。
来場している人も、セクシーな場面を見るために来ている人なんかいなくて、年齢も上は80代までと様々。当然質疑も超盛り上がるわけです。
入り口の看板はこんな感じ。普段は小さな映画館としてやってるのかな?という感じでした。
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入場料は無料だったので、どういうシステムで運営されてるのか疑問だけど・・・。
多分レクチャーした教授が同じ題名で本を出版していると言っていたので、そのプロモーションを兼ねているのかな?
一応、情報。
場所 Via Marina 1 IL CIRCOLO
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by sorasaec | 2006-02-16 18:29 | art/exhibition

世界遺産でファッションショー!

明日はバレンタインですね!
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というわけで、日頃ブログを見て下さっている皆様に、感謝を込めて。

しばらく町歩きも都市訪問もご無沙汰していたのですが、それは全てプロジェクトのためだったんです〜。
そして今日、2つ目のプロジェクトの提出が終わりました〜。
今回のワークショップは勤勉なアジア人が3人いるおかげで、かなり順調でした。
以前ブログでご紹介した通り遺跡に美術館を提案する、というプロジェクトです。
私達の提案の格は、展示の内容!遺跡でファッションショーをすることを提案したんです。これイメージ。
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何て言うか・・・。巨大な遺跡に美術品を散在させても、今イチ美術館として成り立つ実感が沸かなかったんですよね。
建物のデザインモチーフは全て遺跡から引用して、それを新しい素材なんかを用いて現代の建築用語に翻訳しました。これ全容です。小さくてわかりにくいですけど。
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とにかく、今回はデザインしてる途中も笑って笑って久しぶりに楽しんでデザインした感じでした。これが一番満足。
明後日プレゼンなので、実際にビラ・アドリアーナに関わっている人たちにどう映るかはわからないですけど、その様子はまた報告します。
ちなみに、冒頭の写真はミラノにある紙屋さんです。
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こんなレターセットなんか売ってます。色遣いがいい。
お店の情報はまた更新します♪
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by sorasaec | 2006-02-14 01:26 | domus academy

水素の持つチカラ

これなんだかわかりますか?
昔懐かしい科学の実験装置みたいですけど・・・。
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今日はDOMUSの構内でECO・コンファレンスがあったのです。
水が新しいエコエネルギーになり得るという話でした。
単純にシステムを説明すると、水をH2とOに分解するエネルギーと、H2とOが水に合成する際に発生するエネルギーとでは格段の違いがある。H2が水に合成する際に発生するエネルギーの方がずっと大きいわけです。
そこで、分解するエネルギーにも太陽電池なんかのクリーンエネルギーを使うことによって、完全にECOなエネルギー発生装置を作れる可能性がある、という内容でした。
私が面白いなと思ったのは、例えばラックトップとかデジカメなんかのポータブルな電気機器に対する電源を、ポータブルなECOエネルギー供給装置でまかなえる可能性がある、ということです。
水で出来たポータブル電源装置、なんてデザインするの楽しそうじゃないですか?
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by sorasaec | 2006-02-08 20:27 | domus academy

モンゴル人の教え

今日は学校に着くなり、ギリシャ人の友達が演説を始めた。
お題は、「進化する方法」
彼女曰く、物事を進める時は、以下の順序をたどらなくてはいけないそうだ。
① 状況を変えるために、何が出来るかを考える
② メリットとデメリットを考える
③ 最終目的を決定する
④ 目的を達成するために計画する
⑤ 実行する!
ふむふむ、なるほど。
ギリシャ人ってやっぱり、理論的な考え方に長けているのかな〜、といたく関心していたら、彼女はモンゴル人の教えを本で読んで、それをパクっただけ・・・だそうです。
かなりアメリカっぽい教えなので、本当にモンゴルなのかも怪しいけど。
単純な私はえらく感動して手帳に大きく書き込んでしまったくらいなので、一応お伝えしておきます。

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今日のあさごはん、1.9ユーロ。
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by sorasaec | 2006-02-06 23:46

イタリアの賃貸不動産事情

ここ最近、ブログを更新出来ていなかったのですが、それはまたまた家探しに熱中してたせいです。
今回は前回と違ってとりあえず住む家はあるので、イタリアの賃貸不動産事情を見学するくらいの余裕を持って探してたわけです。
不動産屋のサービス概念が全く希薄なせいで、ミラノで不動産屋を利用する人は相当少ない。不動産屋のおかげで、イタリア語でけんかをすることを覚えてしまった。
日本の不動産屋さんがイタリアでビジネス展開したら確実に成功するでしょう。
普段は家を設計して、供給する側なわけですが、今回は需要の立場。
かなりの数の物件を見た。そして、ミラノにはかなりの種類の賃貸物件があることを知った。
そして、私の手元には2つの物件が残りました。
① 代官山にでもありそうな、快適なマンション。
② ①より断然広い、古い建物をオシャレに改装した屋根裏部屋。
ほんっと、悩みました。建築家としての私は、②を推す。でも、現実的に「住む」私は、水の問題や夏の暑さ、セキュリティ、エレベータが無いことを気にする。
そして同居人となる韓国人の子と2時間以上議論した結果・・・。
① に住むことに決定した。
デザインって大きな付加価値だけど、現実的なディスアドバンテージを全てひっくり返すには、かなりのクオリティーが要求される。
デザインやってる私が①を選ぶってことは、普通の消費者の人がどちらを選ぶかは明白。
「住む」人が何を優先順位に置くのか?全てがハッピーであること(by Krisさん)がビジネスには必須だと、再確認したのです。
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最近ミラノは天気いいです。
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by sorasaec | 2006-02-03 20:29 | architecture