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カルチャーショック X 2

今日はちょっとした出来事が2つあった。
1 トラム
ミラノではトラム(路面電車)が市民の足になってます。
ところが。今日乗ったトラムの様子がちょっとおかしい。
明らかに路線図と違う道を行ってる気が・・・。
数人の客が問いただすと、この運転手、堂々とこう言いました。
「道間違えた。」
客の一人が慌てて問いただす。
「○○駅に行きたかったんだけど。」
「しょうがないじゃん、今日が初めてなんだから。」
えー、マジですか。そんなの言い訳になるの。
挙げ句の果てに、この運転手、窓を開けて通行人に道を聞く始末。
私の家にはだいぶショートカットしてくれたので助かったけど、他のお客さんは・・・。どうしたんでしょうねえ。
でもこんなにいい加減でも怒る人がいないのは、イタリアならではかもしれません。いいところなのか、悪いところなのか。

2 学校にて
今日の授業は建築だった。しかも、教授は相当日本に傾倒しているらしく、日本建築と西洋建築の相互関係について。
建築の授業は、正直退屈でした。日本で充分勉強したし、働いたし。。
そんなわけでぼーっと落書きなんかしながら聞いてたら、隣のインド人の女の子が話かけてきました。
「あなたは満足していないように見えるわ。なぜ?」
「うーん、だって、だいたい知ってるし。しかも西欧人から見た日本で現実とはちょっと違うしねえ。」
「え、そうなの!?そしたら教授にそう言いましょう!!」
って言うや否や、手を挙げだした。
「ちょ、ちょっと待ってよー!みんなの前で言うことなんて何にもないって!!」
慌てて無理矢理手を下げさせたけれど、何て強引なんだろう。。
授業の後も、
「みんなの前じゃないんだから、さあ、一緒に教授の元へ行きましょう!」
なんつって私をぐいぐい引っ張っていく。
「いやだー!行きたくない!!」って引っ張り合いになって、私たちの周りには人だかりが。ちょっとした騒動になってしまいました。
後で、この出来事について考えてみたんだけど、日本人ってあんまり質問しないですよね。
それに比べて、その他の国の人はよく質問をする。でも私の目から見ると、下らない質問(そんなの自分で考えれば、みたいのとかそんなのただの感想じゃない、みたいのとか。)も多い。
私は今日の状況で教授と話すことなんて何も無かったけど、インド人だったら、「それは西欧の目から見た日本で実際とは違う。」って言ったのかもしれない。何が違うのか自分なりの意見を持ってなかったとしても。
どっちがいいんだろう。よくわからなくなってしまいました。
by sorasaec | 2005-11-09 06:12


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